ばら・きく・なずな 演奏中 Off 

星野富弘 詩

淡い花は
母の色をしている
弱さと悲しみが
     混り合った
温かな
母の色をしている


母の手は
   菊の花に似ている
固く握りしめ
それでいてやわらかな
母の手は
   菊の花に似ている


神様が たった一度だけ
この腕を 動かして下さるとしたら
母の肩を たたかせてもらおう
風に揺れる
ぺんぺん草の実を見ていたら
そんな日が
本当に来るような気がした


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