吹雪の歌 演奏中 Off 

清水脩 詩

吹雪
吹雪
吹雪
 引き裂き うなり
 噛み挫き のたうつ
白い悪魔の雄たけび
白い巨人の咆哮。

吹雪
吹雪
吹雪
 逆まき 狂い
 圧しつぶし 噴き上げる
白い悪魔のかちどき
白い巨人の怒号。

吹雪、それは
山の怒りにふれたアルピニストの
墓標のかげに立ち現われ、
牙をむいて雪崩の巣をつくり、
死の眠りを誘い、
誇らかに人間を嘲笑う。


吹雪
吹雪
吹雪

三月五日。午前七時十五分。依然として吹雪おさまらず。
昨日の五時より十四時間と十五分たった。
昨夜は六時間位眠ったが、場所がよくないので寝苦しかった。寒い。
 明け方から腹の方が体温でぬれてきた。
 今朝、ビタミン剤五ヶのむ。食欲はない。
乾パン十枚あるから倹約して食うつもり。
ハムはシラーフの下なので出せない。