石臼の歌 演奏中 Off  

壺田花子 詩

秋の日を
輪廻の手臼押し廻し
しらじらと
わが悲しみは降りつもる

散りなずむ粉よ しばらくは
静けき重味に耐えかねし
しらじらと
わが悲しみを押しひしぐ

ついに輪廻の力及ばざる
さからうことの及ばざる
めぐり合うとも 直ぐ別れにて

この秋は
風肌に辛らからん

しらじらと散りなずむ
粉にまみれては
音立てて 手臼曳きつつ
わが独り なげき歌える


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