みょうが 演奏中 Off 

星野富弘 詩

畑の草を一日中むしり
かいこに桑をくれ
夕方 ひょいっと出かけてみょうがをとり
それを売っては
弁当のおかずを買って来てくれたっけねえ
  いつもしょっぱい こぶのつくだ煮
花の咲いたやつは安くなるからと
花を抜いて売ったことも あったよね
もんぺと地下たびの間は
蚊にさされた跡がいっぱいだった
かあちゃん
みょうがを食うとばかになるというけれど
おれは
思い出すことばっかりです