スイス旅行X.ユングフラウヨッホ  6/30
   午後は、メンリッヒェン・トレッキングの終点であるクライネ・シャイデック(2061m)から登山電車で ユングフラウヨッホ(3454m)に登った。  一つ目の駅アイガーグレッチャーのあたりでは、その名のとおり、アイガー氷河の終点が間近に眺められた。  ここから途中駅は二つで終点迄完全にトンネルの中になる。  トンネルはアイガーの腹の中を通り、メンヒの胸位の所を貫通し、メンヒとユングフラウを結ぶ稜線上にあるヨッホ駅に行く。  最初の地下駅アイガーヴァントは危険な岩登りで名高いアイガー北壁から僅か数十mの所にあり、 窓からその北壁の片鱗と眼下にグリンデルヴァルト周辺が鳥瞰図のように見える筈である。  また次のアイスメール(氷の海)駅ではアイガー東側の三千mを越える雪原が拝める筈である。
 ところがそうはことが運ばなかった。  トンネルに入る前から臨時停車があり、すれ違う電車もないのに妙だなと思っていたのだが、 トンネルに入ってからも異常な停車を繰り返す。  アプト式のせいか、それとも登りだからか、その都度ガツンと凄いショックで止まるのである。  その内、乗務員が慌しい動きを見せてきた。外に出て車体の下を覗き込んだり。  仲間の鉄道専門家のS君が「何か焼ける臭いがする」と言い出した。  僕の頭には、数年前登山電車がトンネルの中で燃えて何百人か亡くなった事故のことがよぎった。  「あれは確か隣国オーストリヤでだった、、、」  幸い電車はまた動き出したのだが、このあおりで、途中駅の停車はとりやめ、楽しみは二つ果たせなかったのである。  でも終点のヨッホ(肩の意)では、雪原に出て、ヨーロッパ最長というアレッチ氷河の景観を楽しめた。  (拡大 の付いている写真は文字をクリックすると大きく表示される。)  
 

説明図 ユングフラウヨッホの雪原から南方を望む。最奥はイタリヤ国境の山々。

拡大 アイガーグレッチャー駅付近。
砂だらけの氷河下部。正面はメンヒ。

拡大 ヨッホからのメンヒ。

拡大 ヨッホからのユングフラウ。

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